コストコとは?

コストコは、アメリカのシアトルを本社とする世界最大級の有料会員制の卸会社です。

米国本社 Costco Wholesale Corporation 

日本法人 コストコホールセールジャパン

世界の店舗数

アメリカ合衆国 :457店 (プエルトリコ含む) カナダ:85店 メキシコ:34店 イギリス:25店
韓国:9店 台湾:10店 日本:18店 オーストラリア:3店 (2013年現在)

取扱商品

食品・雑貨・衣料・家具・宝石・家電など実に多彩な商品を扱っています。

流通外資が撤退する中で、コストコだけが定着しているのはなぜですか?

 私はコストコの社員ではありませんがコストコの日本進出当初から誰よりも長くコストコを見てきた経験から言えば、コストコには顧客に奉仕するというポリシーが徹底していることが、最大の原因だと思います。

まず、取り扱い商品は、その分野のトップブランドの製品だけを扱っています。安いからといって、2流3流のメーカーから仕入れることをしません。トップブランドだと、仕入れが高いのが世の常識ですが、次のような実に正攻法で仕入れをしています。

1) すべて現金仕入れである。
2) 世界の500店近い店舗の一括仕入れで信じられないほどのロットで大量発注する。
3) アイテムは1品種に絞り込んで発注するので、メーカーは効率よく製造できて、売上が上がる

と、まるで教科書どおりの方法ですが、日本の流通業は手形など支払いサイトが長いのが一般的なので、いまさらこのような理想的な手法をとることは難しいのです。

4) 仕入れは、1ロットで完結する発注方法である。

日本の流通業では、在庫管理をして、売れたものを速やかに補充する方法を取っています。つまり、売り切れても翌日には速やかに補充されるのです。コストコでは、売り切れたらそれでおしまい。 次回いつ入荷するか?もう入荷しないか、わからないのです。これは仕入れ担当バイヤーが、全力を挙げて、最適の条件と最適のタイミングで、商品を発注するためです。したがって、予定より早く完売すると、売れ筋として次の発注につながり、予定より売れ行きが悪い商品は死に筋として、次の発注はなくなるのです。

 この方式は、売り切れてもまた入荷するからそのときに買えばいいさ? が常識だった日本人にカルチャーショックを与えました。つまり、気に入った商品は、その場で決断して買わなければ、2度と入荷しないものがあると学習するのです。コストコでは、この方式を「お宝探し」 「トレジャーハント」と呼んでおり、会員にとっても、2度と入手できないお宝を、安くゲットできるチャンスなのです。

5) 問題があった商品は、そのロットすべてを販売中止する。

十分に注意していても、不良商品が発見されることがあります。その場合は、不良品だけを取り除くことはせず
販売中の商品、すべてを販売中止にして回収してしまうのです。
この作業は実にすばやく徹底しており、顧客に奉仕する精神はこれなんだと感心させられます。
信用の「破壊は一瞬。建設は死闘!!」です。この精神は日本の企業も見習うべきところです。

6) テレビはおろか、チラシなど広告費は一切かけない。

これは徹底しています。 いいものを安く売れば、宣伝しなくても顧客が広めてくれる。
よかったよ、という口コミこそ、最大の信用であるとわかっていても、ずいぶん年数がかかります。
そこまで悠然と持ちこたえられる企業体力なのですね。これはなかなか出来るものではありません。

7) 進出した地域に同化して、顧客のライフスタイルを変えていく。

もともとアメリカ人は世界のどこに進出しても、その国に、豊かな国アメリカを持ち込んできました。
郷に入れば郷に従えという日本的な考えでなく、郷に入れば郷を変えろということでしょうか。

会員はコストコのおかげで豊かな生活を楽しめるようになって来ました。 これはすごいと思います。つまり、その地域への進出にあたって、拙速はやめて、じっくりと長期計画で地域と同化するのです。決してすぐに儲けを追求しません。
これは、よほどの企業体力と哲学がなければ出来ないことだと感心しています。

 

Costcost21 開業までの経緯 

1999年4月、世界最大の会員制卸コストコホールセールジャパンの1号店が福岡に上陸しました。
ところが初年度の業績は惨憺たるものでした。

原因はアメリカの商品は取扱説明書もすべて英文のままで日本語の説明もなくスタッフも少なく、商品知識を得る方法がないことと、まったく宣伝しないことでした。それなら商品知識が得られるネットショップを開設すべきだと進言したところ、ぜひお願いしますということになりました。従来から顧客管理システムの開発とコンサルティングの仕事をしていた私は早速コストコのご協力のもとに商品写真や解説を主としたネットショップの準備に半年をかけて、2000年9月にサイトを公開しました。

ところが、まだ少ない訪問者の中で、特にアメリカからの訪問が多いのです。不思議に思っていると事件は12月に突然起きました。アメリカのサーバー会社に、このサイトを今日中に閉鎖しないと損害賠償の告訴をすると通告があったと、担当者が真っ青になって連絡してきました。アメリカの大手のサーバー会社が震え上がる、コストコ本社の影響力はすごいものです。

理由はコストコのネットショップはアメリカだけであり、イギリスにも香港にも許可していない。コストコの日本法人にも許可していないというものでした。

即日サイトを削除し、日本の本社を通じて、日本では絶対に商品の解説が必要なことと店舗が少ないためネットショップが必要なことを申請し、コストコの弁護士団を通じて特別の配慮を持ってURL等に許可が出たのが2001年1月でした。世界初のことであり、例外中の例外ということでした。

今でも気軽にネットショップを開設する人がいますが、すべてアメリカから<監視され証拠を収集されていることを肝に銘ずべきでしょう。訴訟大国アメリカです。情報収集能力と技術は恐るべきものがあります。

 
上記の文章はCostcost21が作成し、コストコの公式及び非公式なコメントではありません。